シーシャ(水タバコ)の歴史
水タバコの発祥地はインドでココナッツを用い考え出され、それがアラビアに入って広まりをみせたとの説が広く伝えられているが、実際には証拠が不十分であり、最近では、南アフリカや東アフリカが発祥地との説があります。実際に、1971年に水タバコの一部がエチオピアの洞窟にて発見されました。調査によると発掘された水タバコの一部が使用されていた年代は1320年+/-80であった。アラビア人やペルシア人によって、ココナッツの代わりにガラスや陶磁器が使われるようになり、その後アラブ世界を経由して、500年ほど前のトルコでおおむね今の水タバコの形になりました。トルコ帝国のイスタンブールでは、喫煙具というより、骨董品に近い感じで親しまれていました。現在、水タバコが主流のエジプトに水タバコが伝わったのは19世紀の初頭オスマン人がエジプトを占領したときのことで、オスマン人たちがトルコから持ち込んだ水タバコを元に、エジプト人が、水タバコの文化を作り上げていきました。 1980年代後半にエジプトのナハラ社がアップルなどの香り付きシーシャフレーバーを開発しました。それまでは現在のようなフルーツなどの香り付きフレーバーはなく、タバコの葉(トンバーク)を吸っていたとのこと。 シーシャマーケットの急拡大はナハラ社が開発に成功した香り付きシーシャフレーバーとファッション性が大きな要因となっていると言われています。フルーツ・フレーバーが開発される前は比較的、年輩の方が一日をゆっくり過ごすためにカフェで水タバコを使用するという傾向があったが、現在は、若者たちが集まるお洒落なカフェが続々と開店し若いカップルだけでなく、女性だけで連れ立って水タバコを楽しむ姿も日常的になっています。